北陸 富山のくるま売り、タイヤさえついていればなんでも扱います。現在はレーシングカートの話題が中心です。
ウチは工場でラジオを流しっぱなしにしてるので良く耳にするCMは頭に残ります。
そのベスト3は
過払い金
中古車買い取り
カーリース
ですね。
借りた覚えは無いのに、これだけ連呼されてるとなんか自分にも過払い金があるような気がしてきますもの。
で、今回はお客さんからの問い合わせも多いカーリースの話。
お客さんからは「月々1万円ってCM、あれってどうなの?」ってよく聞かれます。
私の返答は「長期でみたら損してるからあんまり良くないね」とザックリ答えてます。
ただ、ウチが取り扱っていないから負け惜しみでディスってると思われても癪なので細かく計算してみました。
・・・そしたら結構ヤバイ数字になりました。
これからは胸を張ってダメって言えそうです。
では、なぜカーリースは損なのか順を追って説明します。
興味の無い方は読み飛ばしてOKです。
同業者の方、嫌がらせはご勘弁。
【支払い総額で論破する】
現金で購入する場合
まず具体例としてこの車を購入するシミュレーションをしてみましょう。
ダイハツ ムーヴ L
車輌本体価格 1133000円(税込み)
何のかんの諸経費を入れて定価で125万円ほどになる車です。
ウチなら値引きもしてお客さん渡しコミコミ120万円で売る車です。
これを7年間乗るシミュレーションをします。
まず7年間の自動車にかかる経費を計算します。
軽自動車税 10800円×7=75600円
3年目車検 70000円
5年目車検 90000円
オイル交換 1年間3回 1回3300円として
21回×3300円=69300円
フロアマット・ドアバイザー25000円
----------
合計 329900円
車検代金は部品代・工賃・自賠責保険・手数料すべて含みます。
オイル交換・車検代金は一般的な費用(平均値)を計上してあります。
カーリースはなぜかマット・バイザーを車両価格に含めないので、
この試算でもこちらで計上します。
7年間にかかる費用はだいたい33万円ほどという試算になります。
※ ガソリン代、自動車保険は購入した場合でもリースでも同じなので省いてあります。
つまり現金購入した場合7年間で支払う金額は
車両本体 120万円+7年経費 33万円=153万円になります。
カーリースの場合
そもそも月々1万円(税抜き)って言う謳い文句は(社)公正取引協議会は禁じています。
月額リース料を謳うなら11000円(税込み)と言わないとNGです。
ただ、これだと誠に語呂が悪いので最近は「月々定額」とアピールするCMが多いです。
そしてこれが落とし穴。
月々1万円というキャッチーな言葉を使いたいがため、ボーナス払いが併用されている事実は小さく小さく記載されています。
実際は月々1万円に帳尻を合わせるために3万円~4万円のボーナス払いをしなくてはなりません。
これでは月々1万円でもなければ、月々定額でもありませんよね。
誇大広告も甚だしい。
この時点で多くのお客さんは「なーんだ、そんな旨い話ないよね」と納得して話は終わります。
それでは、試算してみましょう。
あるカーリースのHPを参考に計算しました。
7年間は84ヶ月ですので
84×11000円=924000円
ボーナス払いが33000円に設定されていました
年2回で7年間、14回のボーナス払い
14×33000円=462000円
---------
合計 1386000円
この金額には先に試算した7年経費が含まれています。
カーリースをした場合7年間で支払う金額は
1386000円になります。
7年経過した時点で両者はこうなります。
購入した場合
1530000円
車はその後も自分の物。まだ数年乗り続けられる。
【 ↑↓差額144000円 】
カーリースの場合
1386000円
車は返却する(その他の方法もあり)なんにも残らない
7年後、確かにカーリースの方が支払う金額は144000円少なく済みます。
ですが、手元には何も残りません。
一方、購入したら7年落ちにはなりますが、「車」という財産が残ります。
7年落ちならそれを売却すればこの金額の差は簡単に埋まりますし、逆転します。
この試算はあくまで一般的な数字をベースに算出してあります。
場合によっては金額は上下いたします。
さて、どう?
この金額を見てなお、カーリースしたい人っている?
つづく
そのベスト3は
過払い金
中古車買い取り
カーリース
ですね。
借りた覚えは無いのに、これだけ連呼されてるとなんか自分にも過払い金があるような気がしてきますもの。
で、今回はお客さんからの問い合わせも多いカーリースの話。
お客さんからは「月々1万円ってCM、あれってどうなの?」ってよく聞かれます。
私の返答は「長期でみたら損してるからあんまり良くないね」とザックリ答えてます。
ただ、ウチが取り扱っていないから負け惜しみでディスってると思われても癪なので細かく計算してみました。
・・・そしたら結構ヤバイ数字になりました。
これからは胸を張ってダメって言えそうです。
では、なぜカーリースは損なのか順を追って説明します。
興味の無い方は読み飛ばしてOKです。
同業者の方、嫌がらせはご勘弁。
【支払い総額で論破する】
現金で購入する場合
まず具体例としてこの車を購入するシミュレーションをしてみましょう。
ダイハツ ムーヴ L
車輌本体価格 1133000円(税込み)
何のかんの諸経費を入れて定価で125万円ほどになる車です。
ウチなら値引きもしてお客さん渡しコミコミ120万円で売る車です。
これを7年間乗るシミュレーションをします。
まず7年間の自動車にかかる経費を計算します。
軽自動車税 10800円×7=75600円
3年目車検 70000円
5年目車検 90000円
オイル交換 1年間3回 1回3300円として
21回×3300円=69300円
フロアマット・ドアバイザー25000円
----------
合計 329900円
車検代金は部品代・工賃・自賠責保険・手数料すべて含みます。
オイル交換・車検代金は一般的な費用(平均値)を計上してあります。
カーリースはなぜかマット・バイザーを車両価格に含めないので、
この試算でもこちらで計上します。
7年間にかかる費用はだいたい33万円ほどという試算になります。
※ ガソリン代、自動車保険は購入した場合でもリースでも同じなので省いてあります。
つまり現金購入した場合7年間で支払う金額は
車両本体 120万円+7年経費 33万円=153万円になります。
カーリースの場合
そもそも月々1万円(税抜き)って言う謳い文句は(社)公正取引協議会は禁じています。
月額リース料を謳うなら11000円(税込み)と言わないとNGです。
ただ、これだと誠に語呂が悪いので最近は「月々定額」とアピールするCMが多いです。
そしてこれが落とし穴。
月々1万円というキャッチーな言葉を使いたいがため、ボーナス払いが併用されている事実は小さく小さく記載されています。
実際は月々1万円に帳尻を合わせるために3万円~4万円のボーナス払いをしなくてはなりません。
これでは月々1万円でもなければ、月々定額でもありませんよね。
誇大広告も甚だしい。
この時点で多くのお客さんは「なーんだ、そんな旨い話ないよね」と納得して話は終わります。
それでは、試算してみましょう。
あるカーリースのHPを参考に計算しました。
7年間は84ヶ月ですので
84×11000円=924000円
ボーナス払いが33000円に設定されていました
年2回で7年間、14回のボーナス払い
14×33000円=462000円
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合計 1386000円
この金額には先に試算した7年経費が含まれています。
カーリースをした場合7年間で支払う金額は
1386000円になります。
7年経過した時点で両者はこうなります。
購入した場合
1530000円
車はその後も自分の物。まだ数年乗り続けられる。
【 ↑↓差額144000円 】
カーリースの場合
1386000円
車は返却する(その他の方法もあり)なんにも残らない
7年後、確かにカーリースの方が支払う金額は144000円少なく済みます。
ですが、手元には何も残りません。
一方、購入したら7年落ちにはなりますが、「車」という財産が残ります。
7年落ちならそれを売却すればこの金額の差は簡単に埋まりますし、逆転します。
この試算はあくまで一般的な数字をベースに算出してあります。
場合によっては金額は上下いたします。
さて、どう?
この金額を見てなお、カーリースしたい人っている?
つづく
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