北陸 富山のくるま売り、タイヤさえついていればなんでも扱います。現在はレーシングカートの話題が中心です。
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悪口を言うことにかけては全日本クラスの私ですが、前の記事であまりにも N VAN の悪口を言い過ぎました。
なので無理矢理でも良いところを書いておきます。


【FFベースであること】

エブリィ、ハイゼットはFRベースの軽バンなので二輪駆動車はFRとなります。
雪の降る地方の者にとってFRの軽バンはありえません。
リアの軽さのせいでものすごく雪に弱いのです。

従いましてここ富山ではエブリィを買うなら4WDが必須となります。
当然4WDにすると割高になります。そして燃費が悪くなるのを我慢するしかありません。

しかし、FFベースの N VAN は二輪駆動はFFとなるので雪にも強い(それなりに)のです。

FFを選べば購入時にも割安で燃費も良い。
多くの台数を保有する法人にとってはありがたい話。

燃費参考データ(JC08モード)
エブリィ 2WD(FR)17km
     4WD    16.6km
N VAN  2WD(FF)23.8km
     4WD    21.2km 


【充実の安全装備】

ホンダセンシングが全車標準装備となっています。

エブリィやハイゼットにも自動ブレーキは付いていますが、ホンダセンシングに比べると一世代前の基準になります。

N VAN は一番安いモデルでもアダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストが標準装備になっています。エブリィは未装着。




こんなところですかね・・・

長所が2つしか思い浮かばない(笑)

まあ、良い車ですよ。

私も買ったし。



N VAN は何を運ぶのかによって評価が変わって来ます。

N VAN は確かに広い。しかしタテに広いので重ねて積める荷物じゃ無いと積載能力は低くなってしまう。

ビールケースのようにそれ自体が上に連結できる荷物なんて希よ。

ただ、ベッドキットや棚で上方向の空間を活用できたら化ける可能性は高いです。


N VAN はあなたの想像力が試される車だと言えます。


私のブログを読んで購入にブレーキがかかった人、あるいは背中を押された人もいるかもしれません。

なにかご不明の点などあればお気軽にお問い合わせください。


個人的にはフルフラットは犠牲にしてもいいから助手席が豪華なモデルがあればいいなと思います。

今後のマイチェンに期待。

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トラックを購入してからというもの、大は小を兼ねまくってしまいハイエースの存在意義がなくなってしまいました。

結局ハイエースは手放したのですが、無くなって初めて分かるありがたみ。
カート意外にもいろいろ使ってたことに気づく。

で、

ちょっとした荷物を運ぶ用にホンダ N VAN を買ってみました。



みなさんが一番気になる問題。
カートは積めるのか?




無理だわ

N VAN は極限まで低床にしてあるので室内にはタイヤハウスの出っ張りがあります。
テールレンズも縦型なのでその分だけ開口部が狭い。

エブリィやハイゼットは荷室の中にタイヤハウスの出っ張りはありません。
テールレンズもバンパーに埋め込まれているのでフラットな床になっています。

上下に広い N VAN
横に広いエブリィ
といったところでしょうか。

N VAN はバイクや自転車などタテに大きい荷物を積むのには適していますが、カートには不向きです。

では、人を乗せるのはどうか?
運転席はそれなりにOK
しかし、それ以外はチャチな簡易シートになっています。
しかも、助手席のシートベルトがドアに内蔵されているため、シートベルトをしたままドアを開けられない。
つまり、助手席にチャイルドシートは着けられないということ。

N BOX の商用バージョンというイメージで買ってみましたが人を乗せるには完全に不向きです。
フルフラットにするためにすべてを犠牲にした男気あふれる軽バン。それが N VAN

しかし、そのフルフラットも使うか?って言うと使わない。
この写真を撮るためにフルフラットにしましたがおそらくもう一生しないでしょう。

この車、広さを追求するあまり、グローボックスや小物入れが一切ありません。
車検証を入れておくスペースもない。

ゴミ箱、ティッシュ、傘、スマホの充電ケーブルなどなど、車を普段使いするなら搭載すべきいろいろな小物を収納する場所が一切無い。

足下に転がしておくか、荷物用の箱でも用意するしかありません。

フルフラットにするときはそれら足下に置いてあるものが邪魔になるので、一旦小物を片付ける必要があります。
メンドイからやらなくなるまでがセット。

N VAN のレビュー動画などをみるとやたら車中泊を推してくるものが多数見受けられます。
たしかに車中泊するにはフルフラットは便利です。


そんな車中泊を夢見るユーザーに送ります。



それでは聞いてください。



「宿を取れ」




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実はワタクシ、意外とジムニー好きでして、JA11から何台も乗り継いできています。
野山をジムニーで駆けまわり、横転させてはゲラゲラ笑う、そんなガチ勢でした。

今はおとなしく足としてJB23に乗っています。

が!

ついに!

JB74に手を出してしまいました。

今回はシエラ。

新型はシエラの方がカッコイイよね。



オダムセンさんをリスペクトして
キネティックイエロー

この車は目立ってもいい。
むしろ目立て。


ちょうど雪も降ったし、さっそくスノーアタックしてみました。



すごいポテンシャルを感じるも、新車なのでビビッて踏み込めない。



やっぱジムニーは最高ですわ。


兎にも角にも今回の大雪でジムニーの優秀さを再確認しました。

ジムニーからの乗り換えはやっぱりジムニー。
コンパクトオフローダーでこれに代わる車は存在しません。

みんなも乗ればいいよ。












まあ、買ったのはラジコンなんだけどね。




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雪によるワイパートラブル

1)ワイパー曲がり・折れ
  車種によっては欠品していて入荷未定
  どんだけ折れてんだ

2)ワイパーリンケージ外れ
  ワイパーリンケージやモーターの保護を目的として
  高負荷がかかった時には外れるような構造になっている

今回はリンケージのお話。

ワイパーリンケージとはワイパーモーターの回転運動をワイパーの往復運動に変換する装置のこと。



こんな感じ

この STEAM のアイコンみたいな機械がワイパーを左右に動かしています。

これに雪の重みなどで強い力が加わると破損してしまいます。
なのでそれを避けるためにリンクロッドの先があえて外れるような構造になっています。

外れたらはめ直せば良いだけなのですが、このリンケージにアクセスするまでの道のりが簡単な車種と超絶面倒な車種があります。

今回ウチの積載車のダイナが外れたので修理します。

ダイナはまだ簡単な車種です。



ワイパーとウォッシャーノズルを外すとフロントパネルが簡単に外せます。

そうするとリンケージが丸見えになるので外れたロッドをはめます。



パチンとはめて終わり。

ロッドの先にはプラスチックのカラーがあるのですが、コレが割れているとはめてもすぐに外れてしまいます。
数百円の部品なので割れていなくてもついでに交換した方が良いでしょう。
今回は交換しませんでしたけど。

で、

バラして気がつきました。
ウォッシャーノズルのホースが破損している。

おそらくリンクロッドが外れた時にホースジョイントを壊したのでしょう。



三つ叉のプラスチックが途中で折れています。

本来ならこれも数百円の部品なので交換すべきところですが、なにぶん物流が不安定なので注文してもいつ届くやら・・・

なので、今ある物で修理します。



こんな感じ

RRのフューエルライン用の三つ叉に
ニューラインのフューエルホースを接続

ダイナの純正ウォッシャーホースをすべて交換するとなると結構な手間。
なので破損した付近で切り落とし、ニューラインのホースを被せます。

ニューラインのホースは少し内径が太いため、ダイナのウォッシャーホースをしっかり飲み込みます。

うそみたいなジャストフィットで修理完了。

ダイナにはRRとニューラインが合います。

この情報要る?(笑)



今回は外側からリンケージにアクセスできたので簡単でしたが、100系ハイエースや25系キャラバンのようにボンネットが開かないタイプの車輌は地獄です。

このタイプは内側からリンケージにアクセスしなくてはいけません。

つまり、ダッシュパネル、メーター、ハンドル、ナビ、エアコンなど運転席からみえるすべての物を外さないとワイパーにたどり着けません。

クソだな。


・・・で、

その作業を今からしなくてはなりません。



ブログ書いてる場合じゃない。

やりたくねぇ~







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1月15日(金)現在、ここ富山は気温も上がってきて新たな雪は降っていません。
残った雪も徐々に解けつつあります。

ただ、道の左右にどかされた大量の雪山が道幅を狭くしているため車の流れはまだ悪い。
物流が完全に回復するまではもう少しの時間が必要なようです。

さて、

今回は自動車屋としてのお話。

今回の大雪で多かったのはスタックからの救助依頼、それからワイパーのトラブルが多数ありました。

「雪が降ったらワイパーを立てる」

これ雪国の常識。

・・・だったのですが、一概にそうとも言えない事例が何件かありました。

ワイパーを寝かせたまま雪が降り積もると、雪の重みでワイパーがゆっくり押され、ワイパーが曲がってボンネットの上にあった。
なんてことがたまにあります。


こんな感じ

ヒドイ状態だとワイパーが真下に向いてボンネットまで曲がる。

なのでワイパーを立てて抵抗を減らし、雪で押されても大丈夫なようにします。

しかし!

今回の大雪のように立てたワイパーの高さよりも雪が積もる場合は別であると言えます。

雪がワイパーをすっぽり包み込みゆっくりと「本来曲がらない方向に」押すのです。

先に申し上げた事例が起こるより高確率でワイバーが破損します。


こんな感じ

ワイパーを立てていたために破損した事例。
寝かせていればおそらく大丈夫だったと思われる。


よって今回、私が推奨するコロナ時代のニューノーマル。
「雪が降ってもワイパーは立てない」
コロナ関係無い(笑)


ただ、これは車種によりけりです。
フロントウインドとボンネットの段差が高い車輌は大丈夫。



しかし、初代ラパンのように段差が全く無い車は絶対NG
↓ こんな車はワイパーを立ててください。




ご自分のお車の形状がどうなのか見極めて判断してください。



実はワイパーを寝かせていたために破損したという事例はここ数年ありません(ウチでは)

ですが今回の大雪で、立てていて破損した事例はウチの在庫だけで5台。
お客様のお車を数えるともっと多い。


「大雪だから」立てていて破損した。
普通の量の雪なら立てていてOKだった。

ん?

普通の量の雪なら寝かせていてもOKじゃん。

つまり、



もともと雪が降ってもワイパーを立てる必要なんか
無かったんだ!!






※ 個人の感想です



まあ、あれだ。

こまめに雪をおろせよ、ってこった。




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富山で中古車屋やってます。
カートも売ってます。
どっちがメインか分かりません(笑)


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