北陸 富山のくるま売り、タイヤさえついていればなんでも扱います。現在はレーシングカートの話題が中心です。
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松堂さんが気になる記事をUPしていたのでリンクさせていただきます。

■□■ 超えてはいけない一線 ■□■


レースをしていればアクシデントに遭遇することは多々あります。

限界ギリギリの勝負の最中では他車と接触してしまうこともあります。

それを我々は「レーシングアクシデント」という都合の良い言葉で処理してしまうのですが、本当にそれで良いのでしょうか?



その昔、私がただのドライバーだった頃の話です。

ドライバー目線ではレース中の軽い接触いわゆるレーシングアクシデントはしょうがないと思っていました。
「むしろ当ててでも前へ行くんだ」という思想を肯定するタイプでした。
それを「闘争心」とか「ガッツ」とか耳障りの良い言葉に置き換えてね。

そんな考えを当時のオーガナイザーに咎められたことがあります。

「おまえ、フォーミュラに乗って300kmの世界でも同じ事言えるの?」と。

確かに、フォーミュラはスピードが桁違いで、軽い接触でウイングが吹き飛びます。
カートですら接触してるのに、フォーミュラに上がった途端に接触しなくなる訳ないだろ、と。

この言葉に衝撃を受け、それから考えを改めました。

「当ててでも前へ行く」ヤツは、
「当てないと前へ行けない」ヤツなんですよね。
そんなの二流ドライバーですわ。

数年前リアプロテクションが標準装備になった時、あるドライバーがこう言いました。
「ああ~よかった。これで安心して当たれる」と。
前述の通り、いつまでたっても二流のドライバーでした。


リンク先の記事のドライバーにもそれぞれの事情があったでしょう。
本人も当てるつもりなんて無かったはずです。

ただ、そこに至る過程はどうでも良くて「接触して事故った」という事実のみが問題になります。


現在は私もオーガナイザーとしてレースを管理する立場になりました。

ここで改めてウチのレースの基本方針をお伝えします。
「接触厳禁!!」です。

カートに乗るすべてのドライバーがF1を目指している訳ではありません。
しかし、カートに乗ってレースをする以上、心構えはして欲しいのです。
我々は危ない事をしているのだと。


世の中には「闘争心」を肯定するチームも多く、それを否定するつもりはありません。
私のような考えはヨーロッパでは通用しないかもしれません。

しかし、声を大にして言いたい。
「本物なら当てずに前へ行け!」


ちなみに、おわらでは俺がルールブックだ!
あしからず。




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カートも売ってます。
どっちがメインか分かりません(笑)


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