北陸 富山のくるま売り、タイヤさえついていればなんでも扱います。現在はレーシングカートの話題が中心です。
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ちょっと前の話なのですが、年の瀬も押し迫った12月、長年使っていた私の腕時計が壊れました。
自動巻の機械式を365日毎日使用し、カート運転中も装着。

腕時計愛好家からは確実にダメ出しをくらうハードコンディションです。
定期的にオーバーホールはしていましたが、最後のOHからはすでに5年ほど経過しておりました。

逆に言えばこの状態でよく保ったな、と。


時計のOHに関しては全くの門外漢なのでよく分かりませんが、機械を良い状態に保つためには必要なのでしょう。
時計のOHとは具体的には分解洗浄し、油を差し直す作業だそうです。
油が古くなると駆動抵抗が変化し時間が狂うとか。

1mmほどの歯車の摩擦係数など私には想像もできませんが、それを言えばエンジンの毎分1万回転オーバーの摩擦係数も時計職人にはきっと想像もつかないでしょうね。
餅は餅屋です。


今回の私の時計は、エンジンで言えばクランクが壊れたレベルで結構高額の修理代となってしまいました。
前述のようにハードコンディションなので、マメにOHしていれば防げたのかどうかは疑問ですけど。


そこで今回の話題。
「オーバーホールは必要か?」です。

そりゃね、しないよりした方がイイに決まってますよ。

ただ、お金がかかるじゃないですか。
そして、してもしなくても機械は動くんですよね。

ならば壊れてからすればいいじゃん、と考える人が多いのも仕方が無いこと。
時計に関しては私もそう考えておりました。


エンジンに関してはどうでしょう?

国産乗用車であれば今時エンジンのOHなんてしません。
通常の使用であればOH無しで天寿を全うできますから。

しかし、我々の使っているエンジンはまがりなりにもレーシングエンジンです。

速さを競っているのです。
だったら速いエンジンの方がいいよねぇ。

カートの場合、チューニング(改造)でパワーアップするのはレギュレーション違反です。
従って、本来の意味でのチューニング(調律)で良い状態を保つことが速いエンジンにするたった一つの方法なのです。


そしてここからは私の持論です。
機械は機械。それ以上でもそれ以下でもありません。
ただ与えられた仕事をこなすだけです。

どんなに愛着があろうが、大事に使おうが、性能以上の力は発揮しません。
Zガンダムじゃないんだから。

機械はやれば応える、やらねば応えぬ。
ゲンキンなヤツですよ。

そこでオフシーズンのこの時期にエンジンのオーバーホールは如何でしょう?
上周りなら15000円~20000円ほどです。

OHしたてのエンジンはパンチありますよ。
費用対効果は十分です。


そこ!結局ステマかよとか言わないの(笑)


オーバーホールは必要か?

答え
「必要です」


ただ、それだけで1秒速くなるわけではありませんし、しなくても戦えるのもまた事実。

2012年おわらシリーズチャンピオンの折田君のエンジンは圧縮ぬけぬけのダメエンジンでしたし。









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カートも売ってます。
どっちがメインか分かりません(笑)


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