北陸 富山のくるま売り、タイヤさえついていればなんでも扱います。現在はレーシングカートの話題が中心です。
ジュニアペダルキット、その名の通り子供用のペダル・・・ではなく。
これは大人用のジュニアペダルキット。
大人用のジュニアってなんだか矛盾しておりますけど。
そもそも、カートにおいて正しいポジショニングは基本中の基本。
重量バランスの関係でシート位置は気軽に動かせませんので、
ペダルやハンドルの方を動かして良い位置に持ってくるのです。
ただ、純正品のままだと調整範囲は狭いので、大幅に変更するときはペダルの支点ごと交換するキットが必要になります。
いろいろなメーカーから発売されていますが、しっかりした作りの物は4~5万円くらいします。
買うにはちょっと勇気が必要。
で す が、
正しいポジションで操作しないと上達が遅れるばかりか変なクセがつきます。
ペダルを思いっきり手前に寝かせて使っているのはあまり良くありませんよ。
具体的に言うと、手前に寝かせるとペダルを踏み込んだときにかかとが浮き上がるのです。
かかとが浮いているとブレーキはヒザを支点にして足全体で踏みこむイメージになります。
足全体で押し込むので強く踏めるのですが、繊細な調整ができません。
富山ではかかとが浮いてしまうブレーキングのことを空中ブレーキと呼んでいますが、
こんなブレーキをしているといつまでたっても上達しませんよ。
正しくはかかとを床に付けて足首を支点にしてペダルを踏み降ろすイメージ。
繊細な調整ができるのでこの踏み方をお勧めします。
ペダル位置が支点より奥側にあるとやりやすいです。
今回用意したのは RR製 のジュニアペダルキットです。
17000円(税ぬき)と、比較的安価です。
値段相応の荒い作りですが機能は申し分なし。
取り付けには若干の加工とノウハウが必要なので、不安のある方はショップにお願いしたほうがいいかもです。
分かりやすいようにあえて純正ペダルを残しています。
このキットで 12cm ほど手前に移動できます。
ペダルを手前に持って来るとアキレス腱のあたりがタイロッドに当たってしまいます。
なのでかかとを置くパネルごと上方向にずらします。
するとアクセルワイヤー、ブレーキロッドの角度に無理がかかるので小加工。
ドコにも無理がかからないように取り付けるのには少し手間がかかります。
昨今のカートはフロアパネルを強固に固定するのを嫌います。
フロアパネルを固めてしまうと途端にカートの動きが鈍りますので注意。
なのでフロアパネルに固定するタイプのペダルキットは避けた方が良いですね。
この RR製 は問題ありません。
ともかく。
空中ブレーキはダメ!絶対!
そのクセがパーツで直るならお金で解決してください。
余談ですが空中ブレーキをする人はよく「フットサポートは別に要らないよ」って言います。
「無くても運転できるよ」って言います。
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俺だよ!!
何を隠そう、私は変なクセで乗り続け、いつのまにやら空中ブレーキを極めし者になってしまいました。
矯正できるなら早めにした方がいいですぞ。
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