北陸 富山のくるま売り、タイヤさえついていればなんでも扱います。現在はレーシングカートの話題が中心です。
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カートはイコールコンディションで戦う。
これはこのブログをご覧になっている方ならご存じですよね?

中でも「重さ」に関するレギュレーションは絶対です。

カートでは軽い方が絶対に有利です。加速も旋回も減速も。
(一部のコンディションを除く)

そこで軽い人が有利に、重い人が不利にならないよう、様々な体重の人が等しく競えるように最低重量が設定されております。

SSクラス  145kg
SSSクラス 150kg など

走行後の重量測定で規定の重量に満たないと失格となります。

燃料消費量もしっかり計算してギリギリに合わせたのに汗をかきすぎて、
僅かに重量が足りないとか・・・

皆さんこんなレベルでギリギリの重量に合わせてくるのです。
つまり、ちょっとでも軽い方が有利と考えているワケですね。


さて、前フリはここまで。

自分が重いのか、ウエイトを積んで重くしたのか、過程はどうあれ結果としての重さは皆さん同じくらいになるハズです。

では重量バランスはどうでしょう?

既にご存じの方もいらっしゃいますが、先頃私はエンジンを KT100SD から KT100SEC に載せ換えたのです。
その折りに、ふと思ったのがエンジン自体の重さと重量バランス。

エンジンの重さはこんな感じです。
KT100SD (アッパーマウント付き) 11.1kg
KT100SEC(アッパーマウント付き) 18.7kg
バッテリーのみ       2.5kg


SECに載せ換えるとバッテリーを含め、実に10kgもの増量となります。
その分シートからウエイトを外して調整しましたが、確実に右リアの荷重が増えております。

こうして文章にすると「ダメそう」ですが、実はコレ悪く無かったんですよね。

リアの荷重が増したせいで蹴り出しが確実に良くなりました。

当然、リア荷重が欲しいならシートを下げるなり寝かすなりの方法もアリです。
しかし今回はエンジン自体が重くなっておりますので、中心線よりも右側に大きな荷重が掛かります。
そのせいかシート調整で得るリア荷重とはちょっと違った感触でしたよ。

たまたま今回は良い方向に転がりましたが、SECはエンジン自体が重いわけですから、重量バランスの調整幅がどうしても狭まります。これが足枷になることもあるでしょう。

右側に荷重がかかる左コーナーは良いとして、逆の右コーナーでは不利になったとか。
実際重い4stエンジン搭載車は左右のコーナーの感触が違いますし。

こう考えるとチェーンの長さを変えてエンジンの搭載位置をずらすのも意外と効果があるのかもしれませんね。

要は「今」仕事をするタイヤに効率よく荷重が掛かれば良いワケです。

最低重量に重さを合わせるのは当然として、重さの「位置」も考えてみては如何でしょうか?
シート位置の調整に味付けができると思いますよ。







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カートも売ってます。
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