北陸 富山のくるま売り、タイヤさえついていればなんでも扱います。現在はレーシングカートの話題が中心です。
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この時期はどうしてもカートの話題は少な目となってしまいますがご容赦ください。

連日の雪も一段落し、今日は久しぶりに太陽が顔を出しております。
今週は気温も高めに推移するようで一安心といったところでしょうか。

さて、今日は天気も良いので久しぶりにハイエースを動かすべく車輌置き場に行きました。
しかし、この数週間はまったく動かしていなかったので完全に雪に埋没。
ハイルーフどころか2階建てバスのようになっていました(笑)


寒い時期の放置で気になるのがバッテリー。
気温が下がるとバッテリーの性能が低下しますので注意が必要です。
この時期、事故の引き上げと共に多い依頼がバッテリー上がりです。
車のバッテリーもさることながら、最近多いのが「キーフリーシステム」の電池切れです。




キーフリーシステム、スマートキー、インテリジェントキーなど各メーカーで呼び方は様々ですが、
要は手ぶらで開錠、手ぶらでエンジン始動のできる鍵です。

以前は高級車にしか付いていなかった装備ですが、3年ほど前から軽四にも装備されはじめ急激に普及しております。

この便利なキーフリーですが電池の寿命は2~3年と言われています。
つまり、そろそろ初めての電池切れがやってくる時期なのです。

キーフリーの電池が切れるとどうなるのか?

まず、ドアが開きません。

多くのキーフリー錠には緊急用の生カギが内蔵されています。
それを引っぱり出してカギ穴に差し込みドアを開けます。

ところが、キーフリーシステム搭載車にはほぼ100%の割合でイモビライザーと盗難警報が装備されています。

生カギでドアを開ける

盗難警報作動

パニック (ここでウチに電話がかかってきます。)


キーフリーシステムで電気的に施錠されたのに、生カギで物理的に開錠すると車輌側は「こじ開けられた」と判断してしまい警報を鳴らします。
その盗難警報はエンジンをかけることで停止します。

従って手順は以下のとうり。

生カギでドアを開ける

盗難警報が作動する前にすぐさまエンジンをかける


ですがここでもう一つ問題があります。それはイモビライザーです。
イモビライザーとはキー本体にICチップが埋め込まれており、そのICチップ情報と車輌側の情報が適合しないとエンジンを始動させないという盗難防止装置のことです。

キーフリー錠から取り出した生カギにはICチップが埋め込まれていません。
従って生カギではドアを開けられてもエンジンを始動する事ができません。
ICチップはキーフリー錠本体に埋め込まれています。

つまり、キーフリーシステム電池切れの際には以下の手順が正解です。

生カギでドアを開ける

生カギをハンドルコラム横のカギ穴に差し込む

右手でカギをひねりながら左手で電池切れのキーフリー錠を持ち、
カギ穴まわりにこすりつける

エンジンがかかる


この「こすりつける」というのがポイントです。
正確には「イモビの信号を受信できる位置を探す」ということなのですが、
イモビの受信部はカギ穴付近にありますので、
その周りをこすっているとイイ感じの場所が見つかるという仕組みです。

私は納車の前に必ず上記の説明をするのですが、2年も3年も経過すると忘れてしまうものです。
大体のお客様がパニック状態で電話をかけて来られます(笑)

最近特に多いのでブログに書いてみました。

キーフリーシステムをお持ちの方。
いつか必ずアナタの身にも降りかかるトラブルですよ~
その時に備えて心の準備をしておいてくださいね。

ちなみに電池はコンビニでも売っているボタン電池ですのですぐに入手可能です。

※ 注意 
平成18年~21年ごろのトヨタ車に採用されているキーフリーシステムは特殊なサイズの電池が使用されています。大型電気店にも売っていないサイズですのでトヨタへ注文する必要があります。

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カートも売ってます。
どっちがメインか分かりません(笑)


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