北陸 富山のくるま売り、タイヤさえついていればなんでも扱います。現在はレーシングカートの話題が中心です。
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さて、安定した高い性能が売りのトニー系シャーシのお話です。

【モデル変遷】
2003年~2005年 トニーVENOX コスミックT8
2006年~2008年 トニーEVX   コスミックT11
2009年~2011年 トニーEVR   コスミックマーキュリー

VENOXがEVXに変わった時はかなり大胆な変更があり、さすがニューモデル!と感心したものでしたが、EVXからEVRに変わった時は、ん?なに?ドコが違うの?マイナーチェンジ?ってなくらい変更点は少なかったのです。

これは言い換えれば2006年モデルからすでにシャーシは完成の域にあり、大幅な変更をする必要がないとも読み取れます。
実際、レースでは常に好成績を上げていますし。

そんなトニーが満を持して投入してきた2011年モデル、大筋は今までの流れを踏襲するものの、目を引くパーツ変更がハンドルとフューエルタンク。

以前にも紹介しましたね。

2011年モデルからフューエルタンクは下側が広くなり低重心設計となっております。
一目みて感じたのが「あれ?この構造は燃料が減ってきたらエアーを吸うんじゃない?」ってこと。

不安は的中、津保川でのテストでは燃料が半分くらい入っているのにエアーを吸い始めました。

最初トニーにこのトラブルを相談したときは「そんな話は聞きませんけどね・・・」という答え。
しかし、発売から日数が経過するにつれて全国的にエア吸いの苦情が増えてきたそうです。

ご存じの通り、我々が通う津保川カートランドは日本一横Gのキツイコースです。
エア吸い問題を抱えるタンクには一番キビシイコースです。
そこを走る川口君のカートは日本一横Gを喰らうEVRRと言えます。

そのせいかトニーはデータが欲しいらしく、良く電話がかかってくるのですが(笑)

お互いいろいろフィードバックし合って出した対策が以下のとうりです。
EVRRをお持ちの方は参考になさってください。


【2011モデル新型燃料タンクの問題点】
タンク内のホースが固いこと。
吸い口が右側にあるため、右コーナーの多いコースではエアーを吸いやすいこと。
吸い口はフロント側にあるのが正しい。しかし、立て保管だと吸い口が後ろ側にきてしまう。そしてフロント側には戻りにくいということ。
給油キャップのネジ山が甘く、斜めに締めてもなんとなく締まってしまう。当然漏れる。

【対策】
タンク内のホースを柔らかい耐油ホースに交換する。
その際に若干ホースを短くする。
吸い口をコースによって左右入れ替える。
給油キャップは気を付けて締める。


上記対策でほとんどのコースでは問題が無かったそうです。
トニー的には「津保川でも大丈夫でした」という答えを聞きたいみたいですが、果たしてどうなることやら・・・

今度津保川へ行くときにまたテストしましょう。ご協力をお願いします。
川口君のEVRRが全国の悩めるトニー乗りに一筋の光明をもたらすことを願って。


むしろ、その光明が欲しいのはトニーカートジャパンかもしれませんが(笑)

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