北陸 富山のくるま売り、タイヤさえついていればなんでも扱います。現在はレーシングカートの話題が中心です。
今週末はシリーズですね。
タイヤも大量に届き、みなさんの所に行き渡りますよ。
Rd.5 は夏真っ盛り。
猛暑の中でのレースは人、エンジン、タイヤ、全てに厳しいコンディションとなります。
しかし、条件はみんな同じ。暑さを制した者に勝利は訪れるのかもしれません。
では、暑いときはどうすれば良いのか?
全ての人、マシンに当てはまるワケではありませんが一般論として暑い日の対策を書いておきます。何かの参考になれば幸いです。
【人】
熱中症対策は言わずもがな。
水分補給だけでなく、飴やサプリを利用してのミネラル補給も大事です。
最も大事なのは「冷やす」ということ。
レーシングスーツを着てカートに乗れば体は異常に発熱します。
保冷剤やクーリング用品を使って積極的に体温を下げてください。
クーラーの効いたドラミ部屋へ逃げ込むのもアリです。
注意すべきことは体が発する信号を感じてからでは手遅れだということ。
「喉が渇いていなくても飲む」
「暑くなくてもスーツを脱ぐ」
面倒がらず積極的に冷やしてください。
私はパンイチになって頭から水を浴びていますよ。
パンイチ、それは今おわらで一番クールなファッション(笑)
【エンジン】
吸入する空気がすでに熱く、絶対的な酸素量が低下します。
なので理想の空燃比に近づけるには燃料は絞り気味にするのがセオリー。
しかし、燃料は濃いほうが熱ダレを起こしにくいもの事実。
じゃあ、正解はどっちだよ?
う~ん、これは・・・好み?かな。
ちなみに私はローニードルを濃くしてトルクと熱ダレ防止を狙います。
でも、誰かに教えられたキャブセットはあくまで目安。
キャブの個体差も出やすいこの時期、自分のセンサーを信じてください。
燃料の混合比を薄めにしてガソリンの持つ冷却能力を高める方法もアリです。
いずれも自己責任でお願いします。
【タイヤ】
エア圧は低めに。
寒い時期や春先は走行直後の温間エア圧が 1bar (1kg/cm)になるように調整します。
ですが、暑い時期は温間 0.95bar ほどで十分です。
タイヤの作動温度にいち早く到達し、且つ長持ちするようなエア圧を探してください。
タイヤの摩耗肌を要チェック!
【ドライビング】
寒い時期にベストタイムを出すラインがあるとして、夏場に同じラインを走っても同じタイムは出ません。
夏場はタイヤに無理をさせない事が肝心です。
無理をさせない。つまりタイヤの発熱を抑える走行が出来れば良いと言われます。
コレはセッティングにも絡んでくる話なので一口には言えませんが、
具体的に駄目な例を挙げると、テールスライドを多用する走りはNGです。
さらにカウンターステアを入れるともう尚更ダメ。
グリップの良い時期はタイヤが横方向にしっかり踏ん張るのでクリップ手前からアクセルを開け、コーナリングスピードを上げるのが良いとされています。
いわゆるボトムスピードを上げるU字コーナリングです。
しかし、タイヤがオーバーヒートしている夏場は横方向に踏ん張りが効きません。
アクセルオンで横滑りするのなら、しっかりとブレーキで減速し、コンパクトに曲がるV字コーナリングが良い結果を得られることが多いです。
いずれにしてもケースバイケース。両方のドライビングを的確に行う柔軟性が大事です。
【シャーシセッティング】
セッティングはカートによってもドライビングスタイルによっても様々。
ここでドンピシャのセットを提示することなど到底出来ませぬ。
なのでザックリとした言い方しかできないと前置きをしておきます。
まず、シャーシやリアシャフトは柔らかくしてフレームを積極的に動かします。
これによりインリフトをしやすくし、グリップに頼らないコーナリングを目指します。
しかし、柔らかいだけでは腰砕けとなり荷重をしっかりかけることが出来ません。
正しくタイヤを押さえつけていないと横滑りしてしまいます。
シートステーの本数を増やしたり、堅めのハブを使用するのも効果的です。
とまあ・・・
いろいろ書きましたが、結局は実際にやってみて自分のモノにしないとタダの情報です。
セオリーと全く逆のセットが良かったなんてこともしばしば。
やっぱり練習しなきゃダメってことですよ。
頑張ったからと言って必ず報われるワケではありませんが、
頑張りもしない者が報われることはありません。
もし、そう見えたとしても、影で努力をしているのかもしれませんよ。
さて、泣いても笑ってもシリーズはやってきます。
今週末の土日は頑張りましょう!
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