北陸 富山のくるま売り、タイヤさえついていればなんでも扱います。現在はレーシングカートの話題が中心です。
さて、オイルつながりでもう一つ。
オイルは大まかに分けて植物油、鉱物油、化学合成油と3種類ございます。
現在は植物油100%というオイルはあまり見かけません。
大なり小なり植物油には鉱物油や化学合成油が混ぜてありますので、大別して「植物ベースの合成油」か「100%化学合成油」かになります。
植物ベースの合成油は便宜上、植物油とさせていただきます。
では植物油と化学合成油はどちらがいいのか?
化学合成油が高価だった一昔前とは違い、最近は化学合成油も安価になってきました。
どうかすると物によっては植物油のほうが高価だったりします。
従ってコストの面からはイーブンであると言えます。
植物油の魅力、「匂い」
植物油はひまし油から作成します。
元はゴマのタネから取るゴマ油の一種なのです。
もともとそんな油ですから燃えると美味しそうなイイ匂いがするのです。
この匂いを好む愛好家も大勢いるようです。私もR30の匂いは大好きです(笑)
植物油の特徴、「高い潤滑性能」
オイルの最も大事な性能である潤滑性能。ひまし油はこの能力に優れます。
植物油の特徴、「高い油膜保持力」
油膜切れを起こしにくいのも特徴です。一般的に油膜保持力は化学合成油よりも優れていると言われます。
植物油のデメリット、「早い劣化」
植物性のため酸化が早く、オイシイ期間が長持ちしません。
植物油のデメリット、「熱変化に弱い」
規定温度を超えると途端に性能が下がる性質があります。
植物油のデメリット、「カーボンが付着しやすい」
オイルが燃えたときにカーボンが発生します。それが堆積しやすいという欠点があります。
植物油のデメリット、「ガソリンと混ざりにくい」
混合油を作成するときにはゆっくり確実に混ぜて下さい。
それでは今度は化学合成油についてです。
化学合成油の魅力、「化学っぽい色」
青やらピンクやら緑やら自然界になさそうな色でいかにもケミカル!
化学の力で効きそう(笑)
化学合成油の特徴、「変質しにくい」
植物油の弱点であった変質性はあまり無く、長持ちします。
化学合成油の特徴、「性能調整が容易」
これは作成側のメーカーの話ですが、オイルに狙った性能を持たせることが比較的容易です。
カート用に作成された化学合成油はカートに合った仕様になっています。
化学合成油の特徴、「ガソリンに混ざりやすい」
分離給油式でも比較的容易にガソリンと混ざりますのでバイクでも問題なく使用できます。
化学合成油のデメリット、「水分に弱い」
これは化学合成油に配合されているエステルが水に弱い分子構造をしているためです。
オイルに水分が混入すると白く濁ってしまいます。こうなると本来の性能は発揮できません。
まとめ
その都度、混合油を作成するカートではバイクのようにオイルの長期耐久性を重視する必要はありません。
となれば植物油のデメリットも問題ないような気がします。
ただ、カーボンの堆積や品質保持の面から言えば化学合成に分があるのも確か。
お手軽に安定した性能を得たいならば化学合成油。
シビアなキャブセットで一発の速さを追求したいなら植物油。
一般論で言えばこんなところでしょうか。
近頃はいろいろなオイルを配合させてデメリットを少なくしたタイプが主流となってきました。
植物油だからダメ、化学合成だから良いと一概に言えなくなっています。
前述しましたが、ご自分で試してみてくださいね~
オイルは大まかに分けて植物油、鉱物油、化学合成油と3種類ございます。
現在は植物油100%というオイルはあまり見かけません。
大なり小なり植物油には鉱物油や化学合成油が混ぜてありますので、大別して「植物ベースの合成油」か「100%化学合成油」かになります。
植物ベースの合成油は便宜上、植物油とさせていただきます。
では植物油と化学合成油はどちらがいいのか?
化学合成油が高価だった一昔前とは違い、最近は化学合成油も安価になってきました。
どうかすると物によっては植物油のほうが高価だったりします。
従ってコストの面からはイーブンであると言えます。
植物油の魅力、「匂い」
植物油はひまし油から作成します。
元はゴマのタネから取るゴマ油の一種なのです。
もともとそんな油ですから燃えると美味しそうなイイ匂いがするのです。
この匂いを好む愛好家も大勢いるようです。私もR30の匂いは大好きです(笑)
植物油の特徴、「高い潤滑性能」
オイルの最も大事な性能である潤滑性能。ひまし油はこの能力に優れます。
植物油の特徴、「高い油膜保持力」
油膜切れを起こしにくいのも特徴です。一般的に油膜保持力は化学合成油よりも優れていると言われます。
植物油のデメリット、「早い劣化」
植物性のため酸化が早く、オイシイ期間が長持ちしません。
植物油のデメリット、「熱変化に弱い」
規定温度を超えると途端に性能が下がる性質があります。
植物油のデメリット、「カーボンが付着しやすい」
オイルが燃えたときにカーボンが発生します。それが堆積しやすいという欠点があります。
植物油のデメリット、「ガソリンと混ざりにくい」
混合油を作成するときにはゆっくり確実に混ぜて下さい。
それでは今度は化学合成油についてです。
化学合成油の魅力、「化学っぽい色」
青やらピンクやら緑やら自然界になさそうな色でいかにもケミカル!
化学の力で効きそう(笑)
化学合成油の特徴、「変質しにくい」
植物油の弱点であった変質性はあまり無く、長持ちします。
化学合成油の特徴、「性能調整が容易」
これは作成側のメーカーの話ですが、オイルに狙った性能を持たせることが比較的容易です。
カート用に作成された化学合成油はカートに合った仕様になっています。
化学合成油の特徴、「ガソリンに混ざりやすい」
分離給油式でも比較的容易にガソリンと混ざりますのでバイクでも問題なく使用できます。
化学合成油のデメリット、「水分に弱い」
これは化学合成油に配合されているエステルが水に弱い分子構造をしているためです。
オイルに水分が混入すると白く濁ってしまいます。こうなると本来の性能は発揮できません。
まとめ
その都度、混合油を作成するカートではバイクのようにオイルの長期耐久性を重視する必要はありません。
となれば植物油のデメリットも問題ないような気がします。
ただ、カーボンの堆積や品質保持の面から言えば化学合成に分があるのも確か。
お手軽に安定した性能を得たいならば化学合成油。
シビアなキャブセットで一発の速さを追求したいなら植物油。
一般論で言えばこんなところでしょうか。
近頃はいろいろなオイルを配合させてデメリットを少なくしたタイプが主流となってきました。
植物油だからダメ、化学合成だから良いと一概に言えなくなっています。
前述しましたが、ご自分で試してみてくださいね~
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