北陸 富山のくるま売り、タイヤさえついていればなんでも扱います。現在はレーシングカートの話題が中心です。
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さて、硬いカートと言って思い浮かぶのはアローとイントレMT01。

暑い時期にはシャーシを柔らかくするのがセッティングのセオリーですが、この両車はもともと頑丈な作りのため柔らかくするのが難しいカートなのです。

先日、イントレに電話した折りに聞いてみました。
「夏場のオイシイセッティングってなんかな~い?」

当社もお客様にはダルダルのセッティングをお勧めしておりますが、
イントレはもっと極端なことを言っていましたよ。

「MT01は使い倒してヘタってきたくらいが一番速い」と(笑)

てか、私、ヘタったMT01ってのを見たことがないです(笑)
それくらいに頑丈なのです。

「硬い」ということは悪いことではないのですよ、念のため。
硬いと前述の通りヘタらない(にくい)とか。
ピーキーなカートになりがちだが、冬場はタイヤを発熱させやすいとか。

しかし、この夏場は柔らかい方が良い結果を生むことも事実。

そこで、イントレ+ウチの推奨ダルセッティングをご案内しますので参考にして下さい。

○ スタビは全部外す。あるものは付けたくなるのが人情ですが夏場は不要!
○ シートステーは減らす。または緩める。
○ リアシャフトのセンターベアリングホルダーを緩め、フリーにする。
○ リアバンパーは外れそうなくらい緩める。(タイラップで抜け止め処理をする)
○ フロントスポイラーフックを緩める。
○ サイドバンパーを2点止めから1点止めに変更する。
○ フロアパネルを6点止めから4点止めに変更する。
 
※ 各部緩めたパーツが脱落しないようにテープやタイラップで固定すること。

正直言って、上記メニューは極端なやりすぎセッティングですが、MT01の場合これくらいやって、
やっとトニーの標準セットくらいの硬さとなるハズです。

全体的に乗りやすくなるハズですが、極端なアンダーやオーバーが出るようなら少し硬い方向へ戻してください。


さて、これだけやってもまだ足りない場合はどうするのか?
事実、トニー系の柔らかセッティングとはほど遠いですし。

実はここからが本題。
リアシャフトを交換してみよ~よ。ってお話。


左側のシャフトキーを外すと刻印があるのですが、ここに「B」と記載されていればSKM純正ノーマル硬度です。
イントレによればコイツを「A」ソフト硬度に変更することで良い結果を出すMT01が多いとのこと。

SKM 50パイ リアシャフト A・B 18900円
なんだよCMかよ!
って言わないで(笑)

確かにフレームの硬度を変えることはできません。
しかし、リアシャフト1本変えるだけで挙動は別物。
「良い」とされるデータがあるのですから一度試してみるのは如何でしょうか?




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富山で中古車屋やってます。
カートも売ってます。
どっちがメインか分かりません(笑)


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