北陸 富山のくるま売り、タイヤさえついていればなんでも扱います。現在はレーシングカートの話題が中心です。
次回のカート祭りin津保川に関してですが、告知は早めにしていたものの、詳細決定が遅れてしまったため、関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。この場を借りてお詫び申し上げます。
カート祭りまで残り日数は少ないのですが、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
さて、そんなワケで今回はガソリンとオイルのお話。
皆さんカートにはハイオクガソリンを使っていると思いますが、これはなぜだか分かります?
ハイオクは着火点が高く、デトネーションを起こしにくいからです。
デトネーションとは圧縮された混合気がプラグによる着火を待たずに自然に発火してしまう現象です。
当然エンジンにとって良くありません。
勘違いしている人も多いと思いますが、実はレギュラーに比べてハイオクは燃えにくいガソリンなのです。
ココで言う燃えにくいとは自然発火しにくいということです。
着火点 その温度になると自然に燃え出す温度
引火点 その温度で且つ火種が接触した際に燃え出す温度
ちなみにガソリンに関して言うと、着火点300℃ 引火点-40℃です。
つまりガソリンは火種があればマイナス40℃でも燃えるが、火種さえなければ300℃まで加熱しても発火しない液体だということです。
蛇足になりますが、軽油の着火点は225℃ 引火点は50℃です。
ガソリンに比べ軽油の方が着火点が低いので、自然発火しやすい液体ということになります。
だからディーゼルエンジンにはプラグがないのね。
話を戻します。
プラグによる発火は火種による引火ですからマイナス40℃以上の温度があれば燃えます。この温度はレギュラーもハイオクも同じ。
キャブをどんどん絞って薄い燃料でエンジンを使用し続けるとシリンダー内の温度が上がります。
そしてシリンダー温度がヤバイ域に達した時にデトネーションが起こるのは・・・そう、レギュラーの方が先です。
つまり、そういうエンジンの保護的な意味でハイオクの使用が推奨されているのです。
もう一つ、キャブを絞らずに濃い燃料で使用した場合、さほどシリンダー温度は上がりません。これは燃えずに残った混合気がシリンダーを冷やしているからです。
実はガソリンは燃焼という仕事の他に、冷却という仕事もしているのです。
このガソリンによる冷却ですが、ガソリン内の揮発成分が気化することで行われます。
2stオイルを混ぜるときに静かに混ぜるのはこの揮発成分をなるべく損なわないようにする狙いがあります。
ダメですよ、シャカシャカチキンみたいに振っちゃ(笑)
混合油を長期保存してしまうと揮発成分が無くなって冷却能力が落ちるばかりか、オイルの成分も変質してしまうので注意しましょう。
もう一つ余談。なんか横にそれてばっかりですが・・・
ガソリンの自然揮発はどうしても防ぐことが出来ません。
しかし、その揮発量は表面積に比例しますので、携行缶に常に満タンに入れておけば多少進行は遅らせることが出来ます。
すぐに倒れそうな縦型の携行缶が存在するのもこの理由からだそうです。
ガソリンはハイオクを使う。
混合油は使い切る。
当たり前に言われていることですが、その理由はこんなところです。
あ、オイルの話をするヒマが無くなった(笑)
続きはまたいつかします。
カート祭りまで残り日数は少ないのですが、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
さて、そんなワケで今回はガソリンとオイルのお話。
皆さんカートにはハイオクガソリンを使っていると思いますが、これはなぜだか分かります?
ハイオクは着火点が高く、デトネーションを起こしにくいからです。
デトネーションとは圧縮された混合気がプラグによる着火を待たずに自然に発火してしまう現象です。
当然エンジンにとって良くありません。
勘違いしている人も多いと思いますが、実はレギュラーに比べてハイオクは燃えにくいガソリンなのです。
ココで言う燃えにくいとは自然発火しにくいということです。
着火点 その温度になると自然に燃え出す温度
引火点 その温度で且つ火種が接触した際に燃え出す温度
ちなみにガソリンに関して言うと、着火点300℃ 引火点-40℃です。
つまりガソリンは火種があればマイナス40℃でも燃えるが、火種さえなければ300℃まで加熱しても発火しない液体だということです。
蛇足になりますが、軽油の着火点は225℃ 引火点は50℃です。
ガソリンに比べ軽油の方が着火点が低いので、自然発火しやすい液体ということになります。
だからディーゼルエンジンにはプラグがないのね。
話を戻します。
プラグによる発火は火種による引火ですからマイナス40℃以上の温度があれば燃えます。この温度はレギュラーもハイオクも同じ。
キャブをどんどん絞って薄い燃料でエンジンを使用し続けるとシリンダー内の温度が上がります。
そしてシリンダー温度がヤバイ域に達した時にデトネーションが起こるのは・・・そう、レギュラーの方が先です。
つまり、そういうエンジンの保護的な意味でハイオクの使用が推奨されているのです。
もう一つ、キャブを絞らずに濃い燃料で使用した場合、さほどシリンダー温度は上がりません。これは燃えずに残った混合気がシリンダーを冷やしているからです。
実はガソリンは燃焼という仕事の他に、冷却という仕事もしているのです。
このガソリンによる冷却ですが、ガソリン内の揮発成分が気化することで行われます。
2stオイルを混ぜるときに静かに混ぜるのはこの揮発成分をなるべく損なわないようにする狙いがあります。
ダメですよ、シャカシャカチキンみたいに振っちゃ(笑)
混合油を長期保存してしまうと揮発成分が無くなって冷却能力が落ちるばかりか、オイルの成分も変質してしまうので注意しましょう。
もう一つ余談。なんか横にそれてばっかりですが・・・
ガソリンの自然揮発はどうしても防ぐことが出来ません。
しかし、その揮発量は表面積に比例しますので、携行缶に常に満タンに入れておけば多少進行は遅らせることが出来ます。
すぐに倒れそうな縦型の携行缶が存在するのもこの理由からだそうです。
ガソリンはハイオクを使う。
混合油は使い切る。
当たり前に言われていることですが、その理由はこんなところです。
あ、オイルの話をするヒマが無くなった(笑)
続きはまたいつかします。
カレンダー
プロフィール
ブログ内検索
アクセス解析